携帯電話の形状は1990年代は、ストレート型やフリッパー型が主流でした。携帯電話に新しい機能が付加させると形状も変化しました。
メールやカメラ機能などが充実するにつれて、2000年頃からは大画面化に有利な折りたたみ型が主流となりました。
他のメーカーとの差別化を図るために2003年頃からは、折りたたみ型の画面側が回転する回転2軸ヒンジ型や、メインディスプレイが常に外側を向くスライド型、回転型(リボルバー型)が増えてきた。
2006年にはワンセグ対応機種の登場にともなってサイクロイド型というのも現われた。
また、基本形状の他にも、サブディスプレイや外部アンテナの有無、バッテリーの位置、メモリー媒体の変化などで携帯電話の形状は変化してきました。
・ストレート型
最も簡単な構造のもの。デザインを重視した端末での採用が多い。
・折りたたみ型
中央部で折りたためる構造のもの。背面にサブディスプレイをもつものが多い。
・サイクロイド型
折りたたみ型の構造に加え、ワンセグ視聴のために、メインディスプレイが横向きに90度回転するもの。
・スライド型
2つに分かれた本体が、縦または横方向にスライドする構造のもの。
カメラ付き携帯電話の問題点
カメラ付き携帯電話の普及と共に、カメラ付き携帯電話を使った問題点が出るようになりました。
例えば、書店で書籍のページを撮影して買わずに済ます「デジタル万引き」、無断で他人の写真を撮る(特に猥褻な目的)、などエチケットや法に反する利用などです。
カメラ付き携帯電話の不正使用は政府による調査や業界団体による広告キャンペーンなどのきっかけともなった。
また、企業秘密を写真に撮る問題も発生し、カメラ付き携帯電話等の持ち込みを規制する企業も現れました。
カメラ付き携帯電話の不正使用の防止策として、携帯電話製造メーカーはカメラ付き携帯電話でカメラ撮影をするときにはマナーモードになっているときも含め、必ずシャッター音が出るように作っています。
カメラ付き携帯電話を悪用する事例が増えています。便利なものが増えると、それを使う人のモラルが下がっていっています。
新しい物が開発され便利になればなるほど、犯罪が増え住みにくい社会になっていくのは気のせいでしょうか
住みよい社会を作るのは、一人ひとりの考え方だと思います。
カメラ付き携帯電話の歴史
世界初のカメラ付き携帯電話は1999年9月にDDIポケット(現ウィルコム)より発売されました。
京セラ製でカメラ部は11万画素のCMOSセンサーが使われていました。撮影したJPEGファイルを添付しEメールで送受信できるが、テレビ電話用なので液晶面側にカメラがありました。
携帯電話のカメラの位置で外側に向けることはできず自分を撮る以外には不便でした。
宣伝用に、「お見合いに使えるテレビ電話端末」とキャッチコピーでしたが、市場にはあまり受け入れられませんでした。
2000年10月にシャープ製携帯端末J-SH04が商品化され、2000年11月にJ-PHONE(現ソフトバンクモバイル)から発売されたのが現在のカメラ付き携帯電話のルーツです。
この携帯電話機の特徴は、背面部にデジタルカメラが付き、メール送信できると現在のカメラ付き携帯電話等の特徴を備えた初の端末となりました。
2001年6月に登場した「J-SH07」は、J-SH05で高く評価されたTFT液晶や折りたたみスタイルを採用した。
携帯電話に写メールの名称がつけられ、Jフォンが2002年3月にauを抜いて業界2位にまで上り詰める原動力となりました。
誕生秘話
シャープではIC事業部の若手技術者が着想したもので、開発当初は、「仕事で頑張っているお父さんが仕事の合間に子供の様子を見ることができるように」、「我が子ができるだけキレイに撮れ、できるだけキレイに表示されるように」、「奥さんや子供が簡単に撮影して、送ってもらえるように」と考えられた。